「精密検査」を受けてみた‐② (覚えておいて!ヘリコバクター・ピロリ菌)

5月22日(水)PM17:30 天候(晴れ)気温(24℃)
江戸川区内某所の消化器内科医院にて
4月に実施した精密検査の結果報告場面です。

Dr:「こばやしさん!胃がんの心配はありません!」
「入院の必要などありません!」
「会社をお休みする必要もありません!」
「ましてや湯治宿で療養する必要もありません!」
ヘリコバクターピロリ菌も基準値以内で悪性(過活動)確認はできませんでした!」
「会社を休む事ばかり考えないでくださいね!」「喜ばしいことなんですよ!」
小林さんの胃潰瘍はピロリ菌との関連性はなく「慢性胃炎」によるものです!
ストレスを抱え込まず「胃潰瘍」と「初期の逆流性食道炎」をしっかり治しましょうね!

ご無沙汰しております「こばやし」です。
生検(病理)の結果報告を頂いた際に、医師から数々の興味深いお話を伺う事ができました
ヘリコバクター・ピロリ菌についての興味深いお話を皆さんへお伝えしたい!」
そのように思って医療健康の観点からブログアップをさせて頂きます。
今回はピロリ菌の学びが深まった「ピロリこばやしです!」
いいや「ピロばやしです!」
最後までお付き合いをお願い致します!

ヘリコバクター・ピロリ菌について解説します。

ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は胃粘膜に生息しています。
胃粘膜は、強力な酸である胃酸に覆われており、従来は、細菌も存在できないと考えられていました。
しかし、最近の研究で、胃の中でも存在・増殖できるピロリ菌という細菌がいることがわかりました。

ピロリ菌の感染経路は不明ですが、飲み水や食べ物を介して口から菌が入ってしまうことで感染するのではないかと考えられています。免疫機能が十分ではない幼児期に感染する可能性が高く、免疫機能が確立している成人が新たに感染する可能性は低いようです。

ピロリ菌は胃粘膜に付着し増殖することで炎症が生じます。
その炎症が長い年月をかけて持続することで
胃の粘膜が萎縮していきます
この現象は胃粘膜の老化で胃や十二指腸潰瘍がおこりやすくなるほか、
ピロリ菌によって炎症状態にある胃の粘膜では胃の細胞のDNAが傷つけられ胃がんに発展しやすくなることが分かっています。

えっ!胃がんと出生地?胃がんと年齢に相関関係があるの?

今年2月の精密検査1回目の際、医師から聞いた発言に衝撃を受けました!

Dr:「小林さんの年齢は」おいくつでしょうか?
こばやし:いま私は49歳です!
Dr:「小林さんの出生地は」どちらでしょうか?
こばやし:生まれは千葉県市川市・幼少期は船橋市で育ちました!
Dr:「えっ!キャンプが趣味?渓流の水をろ過して飲んでいる?」
こばやし:えっ?高性能のろ過装置を使っていますよ!
こばやし:やめた方が良いですか?… そうですか、南アルプスの天然水ですけど!…

年齢と出生地、飲み水や食べ物が精密検査と関係するのか?…

答えは以下の通りでした。
日本人の場合、年齢が高い方ほどピロリ菌に感染している率が高く、60歳代以上の方の60%以上が感染しているといわれています。
これは、水道水などのインフラがまだ整っていなかった時期に幼少期を過ごしたためではないかとされています。
実際、衛生環境が整った頃に生まれた若い人たちの場合、感染率が低くなっています。

確かに、
こばやしの生まれ育った千葉県の葛南地域(浦安市・市川市・船橋市・習志野市・八千代市)は水道水などのインフラ整備が遅く、こばやしの実家も私が中学生になるまで井戸水を使用していました。

その他にも、
こばやしが生まれる前は食品冷蔵の機能も乏しく、
「保存」を目的とした「塩漬け」など刺激物質を多く摂取する習慣が日本にはあったようです。

こばやしが幼少の頃に、
祖父母が住んでいた長野県へ泊りに行くと、
塩味の強い「味噌汁」「お漬物」「煮物」など、
「しょっぱいな」「味が濃いなあ」そのように感じる事が多くありました。

これは生活習慣だけの問題ではなく、
その地の「気象条件」や「物資調達」「流通」など生活条件を含めた食品保存の観点による風習であることが理解できます。

世界一の「胃がん大国日本」その理由。

胃がん発生の原因は「塩分」「刺激物」「タバコ」「アルコール」「不規則な生活習慣」「ストレス」などがあげられます。その他に「ピロリ菌」が胃がんの発生要因になることを十分理解する必要があります。

Q:ピロリ菌の悪性(過活動)が認められた際の治療は?
A:服薬治療と内視鏡確認が必要になります。

とは言え、強力な酸である胃液の中でも生存・増殖できるピロリ菌です。
どうやらピロリ菌を胃から「完全除去」することは相当難しく時間が掛かるそうです。
1回目の服薬治療で平均70%程度の死滅率。
2回目の服薬治療で平均90%程度の死滅率。
多い方は時間を掛けて、4回・5回とやっても完全除去は難しいそうです。
又、「除去できた!」と思っても飲料水や食物を介して再発される方も多くいるそうです。

ピロリ菌が発見されて40年。
日本の医療知識として浸透して20年。
ピロリ菌治療の歴史は世界的に見ても日が浅いことが理解できます。
同時にライフラインの整備によってピロリ菌の保菌者が減少していることも理解できます。

世界的に見た胃がん発症のランキングでは韓国についで日本は世界第2位です。
上記の理由から常に日本が世界ランキング上位であることが理解できますね。

最後に…

胃潰瘍と初期の逆流性食道炎が確認できたこばやしではありますが、
日頃生活している中で「自覚症状」はありません。
過去に大きなストレスを感じた際に胃の「キリキリ感」を経験したことがある程度です。

自分の「心」も「身体」も自分自身で健康状態を把握することは困難です。
困難が故に、定期健診・定期メンテナンスが必要であることを理解することができました。

湯治宿での療養生活は不要となりましたが、
胃潰瘍と逆流性食道炎治療と向き合い取り組んでゆきます。
引き続き、休暇を使っての「心」と「身体」のメンテナンスは続けてゆきます。

「念のため」にはなりますが、今回の学びを活かして、
渓流の水を飲料使用せず、医師の勧め通り「市販のおいしい天然水」を持参して山籠もりします。

今後も医療・健康に関する情報を発信してゆきたいと思います。

社会福祉法人SHIP
サクレ江戸川67棟
サービス管理責任者      こばやし
ピロリ菌の疑いが晴れた   ピロばやし
源流から上流はイワナの生息域 こばやし
上流から中流はヤマメ・アマゴ こばやし
下流はニジマス・アユの生息域 こばやし   
天然系魚の生息分布です    こばやし   

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