『おぎなえば』できるし!


『できるが増える・自信につながる』支援の提供を目指します!

これがサクレ江戸川のスローガンです。

ご無沙汰しております。
サクレ江戸川67棟のこばやしです!
早いものでサクレ江戸川へ着任し8か月も経過してしまいました!
そして前回のブログ発信からもう2か月も経過してしまいました!
個人目標として掲げた「月1回のブログアップ」も未達成となりました⤵

今回はサクレ江戸川のスローガン「できるが増える!」の一例をご紹介させて頂きます。
ご参考にして頂ければ嬉しいです。

ただし…
見様見真似で取り組んだとしても
その実施根拠や運用方法が理解できていない事で
更なる混乱や悪化を招くリスクがある事もご理解下さい。

CASE1:空間認識がむずかしい?・空間無視?

★空間認識に困難なご様子の利用者様
喫煙所で一服… 
さてお部屋へ戻ろう!…
あれ?ここはどこだっけ?
お部屋はどっちだっけ?

そこで…



喫煙所から居室への誘導資料を通路(道路)へ提示。
3日後には誘導資料を外しても『戻る事ができた』
3日間で理解と定着の確認ができました
ご利用者様からも『安心』『これならわかる!』のコメントを頂きました。


CASE2:ここは僕の靴置き場だよ!

★他の利用者様専用の置き場にスリッパ・靴を置いてしまう…
「〇○さん!ここは僕の靴置き場です!…」

そこで…



本人様の所定の位置(下駄箱内)に視覚資料を配置
コメント:『自分でできるし!』
良いですね!理解が確認できれば後は繰り返しの経験で定着できますね!


CASE3:「あれ?無いよ!」共用の外蛇口が紛失!

★外の蛇口(じゃぐち)は喫煙者の方々が吸い殻入れ清掃の際に利用しています
以前から「水が出しっぱなしになっていた!」ケースが数回発生しています
そこで、利用者様にご理解とご協力のもと共用部で保管していましたが…
「○●さん蛇口付けっぱなし!」「あれ?蛇口は?」「どこにもないよ?」…

そこで…


 


保管場所の外見には「ひらがな文字情報」を提示
保管場所自体には蛇口と留め具の「視覚情報」を提示

実施から1か月、紛失相談は発生していません!
喫煙者の皆さん!定着が確認「できました!」


このように生活場面における悩み事を「少しだけおぎなう」ことで
「できるが増える」「自信につながる」となる訳です!

社会福祉法人SHIP
障害者グループホームの事業所理念

1:支援される部分を少なくし、
自分の出来る部分をできる部分を増やすこと

2:障碍の部分は社会資源を活用して補完し、
自立へ導くこと

1つでも多くの「できる」が増えるように!
1つでも多く「おぎなう」(補完)ことが出来るように!
日々の観察と対話、そして学びを深めて行きたいと思います。

こばやしは山女魚(やまめ)を釣ることができました!



社会福祉法人SHIP
サクレ江戸川67棟 
サービス管理責任者 こばやし

 

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