心(脳)の「セルフケア」していますか…?

この夏の行動を振り返ると…
「セルフケア!」を建前として「現実を直視していない」甘ったれのこばやしです。

☝誰も探しません!

こばやしは岩魚(イワナ)山女魚(ヤマメ)天魚(アマゴ)虹鱒(ニジマス)を探して小渓流を遡上してます。
来週は「源流」に踏み込んでゆきます!夏から秋にかけての源流は「熊」との遭遇率が高まります!
熊も「冬眠に向けての準備開始」アドレナリンを大量放出して活動的になる時期ですね。
こばやしも負けじとアドレナリンを大量放出して「現実世界」から徹底的に「逃避」します!

いやいや「こばやし」もサラリーマンなので…
そろそろ現実世界に戻りましょう!

今回ブログの題材は「ストレス」と「心と身体のメカニズム」について
簡単に分かりやすく「端的に」お伝えしたいと思います。

心(こころ)はどこで作られるの?

ブログをご覧の皆様に早速ですが「質問です!」

「心が折れそうだ!」「心が震える!」「心に響く!」
私たちは生活の様々な場面で、「心」という言葉を口にします。
では、「心」とは一体何でしょうか?

Q.心の病って「どこ部位の病気」でしょうか?
  ①:心臓(ハート) ②:身体(からだ全体) ③:頭(脳)

A. 正解は ③ 頭(脳)の病です!

解説:
「メンタルヘルス」「心のケア」などと表現しますが、心臓(ハート)は不安や悩みで動悸が早まる程度のこと。
人間が物事を判断するのは、「視覚情報」や「嗅覚情報」など五感を使って、
過去の記憶や体験により誘発された事象が「脳」へ伝達され、「不安」「悩み」などに変換される。
言い換えれば:「脳」が整理出来れば「不安」「悩み」「鬱気分」なども全て解消される仕組み。
これが「心理教育」のベースになりますね!


運動部などで「心を鍛える!」「メンタルを鍛える!」と表現してることは、
あらゆる「リスク」を想定して鍛錬し、「順応な脳を手に入れる」に置き換えられると思います。

「不治の病」と思われていた統合失調症
それは遠い過去の話で、回復・寛解し、社会生活を送られている方が大勢いらっしゃいます。
※サクレ江戸川から地域生活に移行された方も多くいらっしゃいます。

10年以上前、適応障害の診断を受け、「思考停止」「鬱気分」希死念慮などで悲観的であった「こばやし」も、「心と身体のメカニズム」、大切な「心理教育」を理解することができたことで、今このように笑顔で「現実逃避」「小渓流を遡上」できています。

心(ハート)は頭(脳)にある!
心(ハート)は頭(脳)によって作られている事が理解
して頂けたと思います。

神経症(不安障害)と心身症

Q.神経症(不安障害)とは?
A.端的に言うなら「心理的ストレス」により感情が不安定になる病気!

解説:
「感情が不安定」になることで、勉強や仕事など集中すべきことが困難になります。
また、人間関係でもうまくゆきません!
「心理的に不安定」なため、様々な刺激に過敏に反応します。
※昔は「ノイローゼ」と呼ばれていました。

Q.心身症とは?
A.不安や葛藤、落ち込みなど「心理的ストレス」によって「身体」や「臓器」に症状が生じる病気

解説:
心理的ストレスによって自律神経を中心に内分泌系や免疫系を介して脳と身体がコミュニケーションしているから。心身症になりやすい「性格傾向」がある。アレキシサイミア「失感情症」と呼ばれるものです。
気持ちや感情を言葉で表現する事が苦手な「性格傾向」の持ち主で、自分の気持ちや葛藤状態を言語化できず、自分の置かれている立場や出来事だけをくどくど述べたりするのが特徴です。

神経症に関する過去ブログ(エスプリドゥ勤務時に作成)

 

ストレスの正体

上記文中にも複数出てきた「ストレス」について
正しく理解し対処する事でストレス性疾患のリスクを軽減する事になりますね!

Q、ストレスとは何ですか?
A、端的に言うなら、「思い通りにならないこと!」です。

解説:
「ストレス」と言う言葉は今から90年ほど前、
カナダの生理学者ハンス・セリエが「ストレス学説」として発表し、その後世界的に広まったそうです。
「仕事が思い通りにならない」「天候が思い通りにならない」「お金が思い通りにならない」
「恋愛相手が思い通りにならない」「健康が思い通りにならない」など…きりがありませんね。
身近で密接な関わりがある対象にストレスが生じやすいと言われています。

例:職場の上司が「現実逃避ばかり」で頼りない ⇒ あゝストレス!
例:うちの「旦那の部屋が片付かない」と嘆く妻 ⇒ 嗚呼ストレス!
家庭内・職場内など身近で密接な関わりですね。上記例はこばやしを仮定して作成しました!

 

「ストレス」は共通して2つの要素から成り立っています

要素①:刺激(しげき)
要素②:反応(はんのう)

 

ストレスの正体を理解するための流れ

①自身の「気分」「思考」「身体」「言動」などに生じるストレス反応に気づく。
②ストレス反応の要因となっている「刺激」に気づく。
③刺激をどのように脳内で捉えたか「認知」の仕方に気づく。
④ストレス反応に有効な対処を講じる。
これがストレスを理解し、軽減・解消へ向けた動きになります。

【セルフケアへの流れまとめ】
自身のストレス反応に一早く気付く!
ストレス反応の根源になる刺激を理解する!
脳での受け止め方を確認・修正する!
ストレス反応への対処策を講じる(問題焦点・情動焦点・筋弛緩法など)
上記の行動が心(脳)の「セルフケア」に繋がりますね!

最後にお知らせです!

★サクレ江戸川67ではメンタルヘルスに関するカウンセリングや勉強会の検討を行っています。
★サクレ江戸川4棟ではSST(ソーシャルスキルトレーニング)の勉強会を開催しています。
エスプリドゥ(就労継続支援B型)でもSSTの勉強会を開催しています。
★エスプリドゥではパン作りの体験会を始めました。

ご興味やご関心がある方がいらっしゃいましたらご連絡いただけると幸いです。

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メンタルヘルスについて詳しい  こばやし
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