グループホーム(共同生活援助)世話人の仕事について
こんにちは。
ブログは10か月振り、2度目の登場になります。
サクレ江戸川4棟の世話人をしている鈴木です。
自己紹介をしましたが「世話人」と聞いてもピンとこない方が大半だと思いますので、今回は世話人の仕事について簡単にご紹介します。
【仕事内容について】
主な仕事内容は、利用者様の支援をしています。
- 利用者様の入居や退去に伴う支援
- 利用者様の個々の課題に沿った支援 など
それ以外の業務もたくさんあります。
- 物品の発注
- スタッフルームの掃除
- 建物の不具合対応 など
上記のように、仕事内容は多岐に渡っています。利用者様の生活に密着していることがら全般をカバーしている仕事といえます。
なので、やることが重なったり、同時に何人かの利用者様の支援があったりすると忙しくなりますが、基本的には時間配分を自分で考えて取り組める仕事だと思います。
【支援内容について ~入居時の支援~】
世話人業務の中でも重要な仕事といえば、「利用者様の入居に関する業務」だと私は考えています。
サクレ江戸川には全部で6つのユニットがありますが、通過型グループホームなのは4棟のみです。通過型グループホームは最長で3年間しか利用できません。そのため、他のユニットに比べて4棟が一番入退去数の多いユニットです。入退去時期が重なることもあり、バタバタしてしまうこともあります。
世話人による入居時の支援について説明して行きます。
①お問い合わせ時の業務
ご本人・ご家族・関係機関などから空き状況についての問い合わせ受付時には、年齢・現在の状況・病名・障害者手帳の有無・グループホームを利用するにあたって希望されていることをお聞きします。この時に障害福祉サービスを使ったことがない人の場合は、障害福祉サービス受給者証の手続きが必要になるため、保健所または区市町村の障害福祉窓口に相談して頂く様にお伝えします。
②見学時の業務
居室が空いていれば実際の居室内を見ていただけますが、満室の場合は写真での説明をします。入居者が誰でも利用できる共用部の見学と利用できる備品の説明をします。
続いて、グループホーム利用にあたってのルールと、グループホームで生活するための費用について説明をします。精神障害者保健福祉手帳をお持ちの場合は、家賃は都の補助によって利用者様の自己負担は発生しないことが多いですが、前年度の世帯収入が一定額以上ある場合は前年度の世帯収入に応じて、福祉サービスの自己負担が発生する旨の説明をし、詳しくは市区町村に確認するようお伝えします。
見学説明を終了後、体験利用(試泊)の意思を確認します。
③体験利用・サービス利用開始の業務
入居してから「こんなはずじゃなかった」ということにならないよう、サクレ江戸川での生活のイメージを持っていただくために体験利用は2泊以上していただいています。1週間体験利用する方もいらっしゃいますし、何度かに分けて体験利用する方もいらっしゃいます。
そして、体験利用最終日に振り返りを行う中で、サクレに入居したいかどうかや、入居後にやりたいことなどをお聞きします。入居確定後は、関係機関に連絡し入居日の調整後、サービス管理責任者に個別支援計画を立ててもらいます。世話人は入居までの間に、契約書・その他必要な書類を準備しておきます。
お問い合わせから入居までの期間は2~3か月程度かかります。
また、サクレ江戸川とご縁がなかった場合でも、ご本人に合いそうな障害福祉サービスがあれば、その情報を提供・ご案内します。
入居後は1週間毎に面談をしたり、医療受診同行を行ったりとその利用者様に必要な支援をします。
【まとめ】
世話人の仕事は、利用者様と制度や関係機関、もしくは社会資源とを繋げて行く仕事だと考えています。
個々の利用者様にとって必用な物は違います。それをアセスメントし、必要な物を繋げて行きます。
世話人の仕事のイメージは付いたでしょうか?
それから、入居のイメージは出来ましたか?
これを読んで頂いた方とも、良いご縁が出来る事を願っています。