自信を身につける

私たちは利用者様のできることを積み上げ、自己実現をサポートします。

サクレ江戸川では、地域での生活を通じて、ご本人の目標を引き出し、自分で「できる部分」を積み上げ、自信をとりもどして、自分で望む生活を手に入れてほしいと考えます。関係機関のみなさまと連携し、利用者様の意思を尊重したうえで、自己決定、自己実現できるよう職員全員でサポートをしていきます。

「自分で決めて自分でできる」を大事に

  • サービス管理責任者 長澤さん
  • 精神保健福祉士
  • 2010年6月入社
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-簡単な自己紹介をお願いします。

前職は生活困窮者の住居支援や自立支援の仕事をしていました。
エリアマネジャーという立場で、各施設を巡回する中でたくさんの人生に触れ、生活に困窮するに至ったさまざまな事情を知り、なかには精神疾患のある人やその疑いのある人に多く出会いました。

この人たちへの支援には専門性や個別性が必要と感じ、もっと専門性を磨いて自立のお手伝いをしたいと思うようになり、社会福祉法人SHIPへ入社しました。

-続いて、サクレ江戸川での役割や仕事の内容を教えてください。

利用者様へ提供する支援の柱となる「個別支援計画」の作成をおこないます。
サクレ江戸川の利用者様は、精神障害や軽度の知的障害をお持ちの人たちが多いので、生活課題にご自身で取り組めるように、「面談」や「動機づけ」が主な支援の仕事になります。

そのほか、職員のスキルUPに向けた研修提供、職員間の連携調整、保護者や関係機関との連絡調整、新規の入居希望者の対応、請求業務など、さまざまです。

-サクレ江戸川で提供される支援の内容を具体的に教えてください。

利用者様によって支援する内容は違います。転ばぬ先の杖というよりは、失敗も含めて経験してもらい、最終的には補助なしでも生活できることを目指します。

すべてをスタッフに相談して解決するのではなく、内容によってはそれぞれ適した場所に相談することができるようにご案内もします。

たとえば、主治医へ自分の症状を伝えることが苦手な人は、SST(ソーシャルスキルトレーニング)で伝え方の練習をすることもあります。

また、お薬の服用が乱れてしまう利用者様には、訪問看護師さんと連携を取りながらお薬カレンダーなどを用いて「見える化」の支援を提供することもあります。

-利用者様と接するとき、長澤さんが大切にしていることはありますか?

支援の基本理念にもある「できる部分を増やすこと」と、利用者様の可能性を「信じること」です。

たとえば、入院生活のあとにサクレに入居する場合は、病院での生活との違いに戸惑います。掃除は清掃員がやってくれる、食事も自動的にでてくる、1日の予定も決まっている、ほとんどの身のまわりのことはやってもらえていました。

そのため、グループホームに入居するとやってもらえないことが不満につながります。そうならないように、個別支援計画の目標を再確認し、入院前には自分でできていたことを一緒に振り返ることもあります。

最初から大きなことは望みません。ほんの小さなちょっとした「できる部分」の積み重ねで目標に近づくのです。そして「もっとできる」と可能性を信じます。できる部分が増えると人生が豊かになります。それを利用者様と一緒に共有していきたいですね。

-支援するなかでむずかしいと感じるところは何ですか?

利用者様と支援者とのスピード感の違いですね。利用者様に合わせすぎてしまうと自立支援が進まなかったりします。

距離感の取り方も難しいです。糸の引き合いのようです。近づきすぎて馴れ合いになると、糸がたわんでしまいます。そのスタッフがいなければ何もできないという現象が起きてしまいます。

一方、離れすぎれば糸は切れます。近すぎても離れすぎてもホンネで話をしてくれなくなるため、ほんとうに目指したいことがわからなくなります。

-反対に一番うれしいと感じるところは何ですか?

入院生活からサクレに入居して間もない利用者様から「どこか連れていってほしい」とよく言われていました。入院中は「なんでもやってもらうもの」という考えが強かったようです。

でも、入院前の自分で「できていたこと」などを一緒に振り返り、一つひとつ分からないことを一緒に解決することで、今では電子マネーを活用して、電車やバスを乗り継ぎ、自分で好きな場所に外出できるようになりました。

今日も「バスに乗って、行きたかったお店で買い物できました」と報告がありました。こういうちょっとした報告の一つひとつがとてもうれしく、この仕事の一番のやりがいです。

-最後に、サクレ江戸川をどのようなグループホームにしていきたいか教えてください。

今までやりたくてもうまくいかなかったご事情にも寄り添いながら、あらためて人生の主人公となれるよう、ここから新しいスタートを切ってもらいたいという気持ちです。

利用者の皆さまがご自身なりの目標をもって、その達成を全力で応援していくグループホームを目指していきたいです。

このインタビューだけでサクレ江戸川の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。

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「その人らしい生活」をチームで支える

  • サービス管理責任者 小林さん
  • 精神保健福祉士、介護福祉士、福祉住環境コーディネーター
  • 2015年9月入社
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-簡単な自己紹介をお願いします。

グループホームサクレ江戸川(以下)の6・7棟でサービス管理責任者をしている小林です。

SHIPには2015年月に入社しました。最初はサクレ江戸川に生活支援員のアルバイトで入り、その後、正社員となりエスプリドゥ(就労継続支援B型)の支援員、サービス管理責任者を経験して、2022年4月からサクレ江戸川6・7棟のサービス管理責任者になりました。

-SHIPへ入社した理由を教えてください。

福祉の仕事はもう20年になり、介護や訪問看護などいろいろな福祉職を経験してきました。実は、その中で体調を崩し、適応障害の診断を受け、休職を経験しました。

SHIPとは前職(訪問看護)で縁があり、休職中に「早く社会復帰したい」と悩んでいるときに、「SHIPでアルバイトしてみないか?」と声を掛けてもらったのがキッカケです。息子がASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けたこともあり、自分や家族のためにも勉強したいという気持ちで入社を決めました。

-続いて、サクレでの役割や仕事の内容を教えてください。

個別支援計画の作成と、その計画にもとづくサービスの提供を維持・管理するマネジメントが一番の仕事です。また、グループホームの建物の管理や修繕、書類管理や請求事務、その他にも様々なイレギュラーが頻発しますので、その対応に追われることもあります。

サクレ江戸川には新人スタッフが多いので、現在はプレイングマネージャーのような形で、私自身も直接支援に携わりながら、スタッフのOJTをおこなっています。

-支援の中で意識していることはありますか?

支援で大切なことは、「できるかな」「できないかな」「できそうかな」の3つの仮定と観察です。

スタッフ全員で、連携して、観察して、「できそうだな」と判断したなら、次はどうお手伝いすれば「できそう」が「できる」になるかと考えて、具体的な支援を提供していきます。

「できそうで、できなかったことが、できた!」というプロセスを、チーム全体で体感しながら達成感も共有できる。それがしっかり見て取れることが自分のやりがいにつながります。それはチーム全体で動いているからこその魅力だと感じています。

-具体的にはどんなエピソードがありましたか?

たくさんあるのですが、ひとつあげると「失踪癖がある」という利用者様が体験入居したときのことが印象に残っています。そんな理由から他の複数のグループホームでは入居を断られていたそうです。実際にサクレの体験でも、すぐにいなくなってしまったので焦りました。

その後、「なぜいなくなってしまうのか?」を聴き取りなど、いろいろな方法で探ってみたところ、ご本人は逃げているのではなく「部屋に戻ろうとしたら迷ってしまった」ということが分かりました。『空間認識』が難しいこと。そして、その影響による行動パターンが見えてきました。

2回目の体験のときには、部屋の床や地面に矢印などの目印をつける支援をしたところ、その視覚的な誘導に沿ってお部屋に戻ることができました!

言葉によるコミュニケーションが苦手だった利用者様は、この「空間認識が苦手」という部分が伝えられず、今まで何箇所ものグループホームに入居を断られてしまったのだと思います。でも、環境に働きかけることで、決して「できない」ことではないと分かりました。

その利用者様は、その後、正式にサクレに入居されました。ご本人が上手く伝えらえないことも、支援者側がいろんな角度から仮説を立てて、トライ&エラーで情報を提示することで、その人らしい生活を送れていることに、とてもやりがいを感じています。

-最後に、今後の目標や課題を教えてください。

大変なことはたくさんありますが、「仕事なので簡単なことはまずない」という心構えを持ったスタッフが集まれば、多分なんでも乗り越えられるのかなと思います。

ただ、チームが一つの目的に向かえるか、そのために必要なことをどれだけ伝えられるかが一番むずかしく、サービス管理責任者である自分の課題だと感じています。

まず心掛けていることは、新人でもベテランでも、自分で考えて挑戦し、行動してもらうことです。一人の力に頼るのでなく、みんなが高い水準で補い合えるチームであれば、イレギュラーなことがあっても安定して対応できると思っています。

このインタビューだけでサクレ江戸川の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。

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「風通しの良い環境で、自分なりの工夫をしていきたい」

  • 主任世話人 下敷領さん
  • 2021年1月入社
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-簡単な自己紹介をお願いします。

サクレ江戸川で世話人として働いている下敷領です。ずっとスポーツに携わる仕事をしており、現役を引退後は、選手のサポートやスカウトの仕事をしていました。

スカウトの仕事をしているときにワークライフバランスの大切さを感じました。せっかくの機会なので異業種へチャレンジしようと考えるようになり、サクレ江戸川を選びました。

-サクレ江戸川で働いてみて、どうですか?

職員同士なんでも話せる風通しの良い環境だと感じます。

また、スキルアップをしたいと考えたとき、そのサポートとしての研修制度が充実しているので、今の職場では学んだことを還元できる仕組みが整っていると感じます。

ただ、環境や仕組みだけには頼らず、自分でも工夫して、より質の高いサービスを提供することが大事だと思っています。

-サクレ江戸川で世話人として働いていて、「良かった」と思ったことはありますか?

私は、利用者様とのコミュニケーションをより多く、より深く取りたいと考えています。

サクレ江戸川は担当制を採っており、担当する利用者様から「(担当が)下敷領さんで良かった!」と言われたことがあり、とても嬉しかったです。

また、利用者様のご希望や特性を踏まえたサービスの方向性が示されている「個別支援計画」についても、半年ごとの更新のたびに、支援における課題がレベルアップしていくのを見ると、とても嬉しいく思います。

-支援するなかでむずかしいと感じるところは何ですか?

自分からの発信によって支援のクオリティを上げられなかったときに、むずかしいというか「もっとできることがあったな」と感じます。

例えば、毎朝の歯磨きに30~40分かかる利用者様がいらっしゃいました。歯磨きにそこまで時間をかける必要はないので、それを短縮するという課題を設定させていただきました。そして、結果10分に短縮できました。

歯磨きの時間を短縮できたこと自体はとても良かったのですが、それは先輩職員からのアドバイス通りに実行しただけでした。もっと自分が工夫すれば、もっと成長すれば、もっと利用者の皆さんの時間を有効に、他の楽しいことに使えるようにできたかもしれないと思いました。

-そういった課題に対しては、どのように対処していますか?

解決すべき課題としては周囲の職員と情報共有はしつつも、ネガティブな言葉は出さないようにしています。口に出してしまうと、それが現実のものになってしまうような気がしているからです。

スポーツに関わっているときの話です。苦手な相手がいたとしても、決してそのことは口に出さないようにしていました。「苦手」と口に出したら最後、圧倒されて負けてしまうと思っていたからです。

不思議なもので、口に出さないでいると、時間が経つにつれて苦手感は次第に消えていくのです。今の世話人としての仕事も同じようなものだと思っています。

-これからの目標を教えてください。

サービス管理責任者(障害福祉サービスを提供する事業所において、適切なサービスが提供できるように全体的な管理を行う職種)になることを目指しています。

モデルとなる上司がおり、その人の利用者様への寄り添う姿勢など、大いに見習うものがあり、それを自分のものにしていきたいと思っています。

このインタビューだけでサクレ江戸川の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。

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「利用者様が楽しんで生活していける支援を」

  • 世話人 池嶋さん
  • 社会福祉士、精神保健福祉士、整理収納アドバイザー1級
  • 2014年4月入社
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-簡単な自己紹介をお願いします。

サクレ江戸川で世話人をしている池嶋です。

福祉系の大学を卒業して社会福祉法人SHIPに入り、サクレ江戸川で働くようになってから8年経ちます。社会福祉士と精神保健福祉士、それと整理収納アドバイザー1級も持っています。

-続いて、サクレ江戸川での役割や仕事の内容を教えてください。

「世話人」をしています。世話人とは、利用者様が自立して充実した生活を送れるように、日常生活上の支援を提供する仕事です。利用者様と接しながら、身の回りのお手伝いをしています。 

-支援内容を具体的に教えてください。

掃除・洗濯・食事など家事のサポート、金銭管理、健康管理、服薬管理、生活相談などを行なっています。

例えば、お金を使い過ぎないように支出を記録する手伝いをしたり、体重が増えすぎないように体重の増減を一緒につけたりしています。

また、着替えが難しい利用者様には着替えの手伝いをしたり、洗濯の仕方やお風呂の沸かし方が分からないときは、その方法を自分一人でできるように教えるなど、利用者様の生活を支援する「何でも屋」です。

-利用者様と接するとき、大切にしていることはありますか?

利用者様の「障害特性」や「得意なこと・苦手なこと」をアセスメント(把握・分析)しながら、ご本人が継続して生活全般を管理していけるようにサポートすることです。

また、利用者様が楽しんで毎日の生活を送れるよう、具体的で達成可能な目標を毎月立てて、生活の質をスモールステップで高められるような支援を心がけています。

-支援するなかでむずかしいと感じるところは何ですか?

細かなコミュニケーションが難しいときがあり、ある程度こちらから「察して」いかないといけないところです。トラブルが発生しても、その状況がうまく説明できない利用者様も多いのです。

例えば、「腰が痛い」とおっしゃったとき、その度合いが分からないことが多いです。ちょっと痛いレベルなのか、病院へお連れしないといけないレベルなのか。言葉以外に、話しているときの仕草などを観察して判断しなければなりません。

困りごとは起こっていて、実際に困っていらっしゃるのに、その状況をうまく説明するのが難しいと感じて、結局「大丈夫。」と答えられることもあります。その状況やそのときの気持ちを充分に汲み取るのは、なかなか大変だと感じています。

-反対に、一番うれしいと感じるところは何ですか?

利用者様の生活が改善できたときです。ご本人から「困っていたことがなくなった!」と報告をもらうのですが、そんなときはとても嬉しいです。

漫画が大好きな利用者様が入居されたときのことです。その漫画が入った段ボールが部屋にそのまま積まれていたことがありました。

せっかく入居してもらったのにサクレ江戸川での生活を楽しめていない。これはいけないと考え、本棚を利用者様と一緒に選び、段ボールも全部開梱して、大好きな漫画本を並べて、趣味が楽しめる空間にしました。とても喜んでいただき、その様子を見て私もとても嬉しくなりました。

-最後に、サクレでの勤務を通じて自分自身が成長したと感じる部分を教えてください。

日常生活の大切さに気が付けたこと、いい意味で人と比べなくなったことです。

この仕事に携わる中で、私たちが毎日普通に生活を送れていることは、実はとても貴重なものなのだと気づきました。

また、どんなに障害があろうと、何らかの楽しみを見出して毎日暮らしていける時点で「人生勝ち組だな」と思うようになりました。そういった意味で、利用者様が「勝ち組」になれるよう、これからも支援をしていきたいと思います。

このインタビューだけでサクレ江戸川の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。

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「新たなチャレンジに寄り添える瞬間が喜びに」

  • 世話人 徳広さん
  • 2020年11月入社
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-簡単な自己紹介をお願いします。 

サクレ江戸川の3・5棟で世話人をしている徳広です。

社会福祉法人SHIP(以下、SHIP)には2020年11月に入社しました。前職は食品スーパーで14年間ほど働いていました。新型コロナウイルスの流行をきっかけに、今後の人生を考え、転職をしました。

-全く違う業界から福祉に転職したのはなぜですか?

福祉を選んだのは、今後を考えて必要な業種だと思ったことと、今までの人生で何も資格がなかったので「武器が欲しい」と思ったからです。

SHIPの社風からは、ゼロからスタートすることも応援してくれる雰囲気を感じられたので、年齢的に転職へのネガティブな気持ちもあったのですが、思い切ってチャレンジしてみようと入社を決めました。

―障害のある方に関わるのは初めてだったのでしょうか。

わたしの身近にはいらっしゃらなかったので、関わる機会はなく、初めの経験でした。

まず、「こんなに困っている人たちがいるのか」という事実に驚きました。そして今は、そこで支援をできることに喜びを感じています。

実は、わたし自身も子どものころ赤面症で、「人とちがうのかな・・・」と悩んでいたことがありました。それについてもSHIPの内部研修を受けることで、自分は何が苦手なのか、そしてどんな解決方法があるのかを理解できるようになり、今はすごく生きやすくなりました。

-続いて、サクレでの役割や仕事の内容を教えてください。

担当している3棟と5棟は、中軽度の知的・精神障害をお持ちの方を対象としたアパートタイプの滞在型ユニットです。

基本的には身の回りのことをご自身でできる方が多く、一人暮らしを目指している方もいらっしゃいます。声かけ、状態把握、相談援助など、全体的に、一歩引いたところからの支援が主な仕事です。

平日は職場や日中活動(福祉サービスによる活動の場)へ朝から出かけている方が多く、みなさんは週末の方がお部屋にいらっしゃるので、そのタイミングでゆっくりとサポートしています。

人によって3~4日に1回、または週単位・月単位に1回での面談によって課題や困りごとを伺いながら、日常生活や行政手続きなどのサポートをしています。また、体調不良で仕事や活動を休んでいる方がいたら、お話しを聞いて福祉事務所と状況を共有するなど、連携業務も大切な仕事になります。

-仕事のやりがいを教えてください。

利用者様が一歩前に出るときに寄り添えるところ、チャレンジが達成できたときにいっしょに喜べるところにやりがいを感じます。

生い立ちや病気の症状によってチャレンジすること自体がむずかしいことも多いので、新しいことができたとき、そして、それによって生活の質が少し向上したときは、そばで見ていてすごく嬉しい気持ちになります。

-具体的にはどんなチャレンジがありましたか。

「久々にゲームをしたい」のチャレンジがありました。

10年ほどサクレに入居されていて、生活がとても安定している方と面談をしていたときに言われました。

「今はこんなゲーム機がありますよ」などと情報提供からおこないました。でも、いざお店に行って、店員さんとやり取りすることには緊張される方だったので、一緒に同行しないと難しいかもしれないなぁ・・・と思っていたました。

でもある日、「実は自分で買ってきました!」との報告をもらったのです。

けっきょく、機械のセットだけ一緒にサポートさせてもらって、無事に何十年かぶりにゲームをすることができました!

病気や症状の特性から、生活の変化が苦手な方も多くいらっしゃいます。でも、そこで生活のアップデートに関われたことは、とても嬉しかったです。

-最後に、今後の目標や課題を教えてください。

今の仕事は、利用者様のチャレンジを応援する側なので、今度は、自分自身も何かチャレンジして課題に立ち向かおうと思っています。

まずは、介護福祉士、精神保健福祉士などの資格を取ることが目標で、SHIPの資格サポート制度を利用して取り組んでいます。将来的には、障害特性などの知識をもっと深めて、その上で支援に取り組みたいというのが課題です。

3棟の老朽化に伴う引っ越しや新規利用者様の対応なども経験して、グループホームの世話人の仕事は奥が深いなぁと感じました。福祉の制度や仕組みなど、いろいろ知っておかないといけない、まっさらで来た人に説明できるようにしたいと思いました。

SHIPではいろいろな事業所を経験でき、キャリアアップのサポートもありますが、まずは世話人をもっと極めて資格も取っていきたいと考えています。

このインタビューだけでサクレ江戸川の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。

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「一人ひとりに最適なサービスの提供を」

  • 世話人 相場さん
  • 介護福祉士
  • 2022年7月入社
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-簡単な自己紹介をお願いします。 

サクレ江戸川で世話人をしている相場です。2棟のユニットを担当しています。

-どんな仕事をしているのですか?

利用者様の体調管理をしたり、服薬の確認などを記録に残したり、その日の状態をみて支援を考えたり、といったことをしています。

具体的には、毎朝、全ての利用者様の部屋を訪ねて回ります。その際に、睡眠や服薬の状況、体調や予定などをチェックさせていただき、その日のその利用者様に合った支援のプログラムをつくっています。

例えば、掃除や洗濯の支援をしたり、調理を学びたい人のサポートをするなど、その日その利用者様のスケジュールをもとに、お一人でできないならお手伝いをする、見守りをする、という感じで支援内容を組み立てています。

サクレ江戸川2棟の利用者様は、ご自身の力で生活できる方が多く、その中で一部できないことに対して手助けをするようなイメージです。入浴介助やトイレ介助までする必要のない利用者様が多いです。

-転職のキッカケや入社理由を教えてください。

前職ではエステティシャンや事務職などを経験していました。

エステティシャンとしてのサービスの一環で、高齢者の介護施設を訪問して、女性の施設利用者の方へエステを施術した経験から、福祉の世界に興味を持つようになりました。

また、精神面に不調を抱えた知り合いがいたのに、どう接してあげれば良いか分からず、理解できない自分が苦しかったという経験もあり、とくに障害福祉の分野の知見を深めたいと思ったことも、社会福祉法人SHIPに入社した理由の一つです。

-サクレ江戸川での仕事のやりがいは、どういったところにあるのでしょうか?

やはり、利用者様から直接感謝されるところは大きいです。

また、一辺倒のサービス提供ではなく、むしろ自分なりに考え、それぞれに提供すべきサービスを変えていくところにもやりがいというか魅力を感じています。

支援の組み立てが「絶対にこれじゃないといけない」という正解がない中で、いろんなことを考えて、自分なりのやり方で答えにたどり着くプロセスが好きです。

トライ&エラーを繰り返しながらも、少しずつでも目標に対して進んでいると実感できるところに、障害福祉の楽しさを感じています。

-力を入れているサービスを教えてください。

特定のサービスに力を入れているということはなく、むしろ利用者様の生活が今よりも良い方向へと向かうために、どう支援したら良いかを個別に考えることに注力しています。

例えば、病気の症状としてやる気がなくなったり、外に出られなくなってしまっている利用者様に対しては、散歩の日課を立てて、一緒に出かけて外出のキッカケをつくるなど、自然と外に出られるような支援プログラムを組み立てたりしています。

そういった、利用者様一人ひとりに合ったサービスを毎日考えていくことに力を入れています。

-どんな利用者様がいらっしゃるのですか?

統合失調症の利用者様がメインです。生活のリズムを整える課題をお持ちの方が多い印象です。

そんな利用者様に、できるだけ快適に毎日の生活が送れるよう、まずはしっかり睡眠がとれるよう支援することが大事だと考えています。

お薬の飲み忘れがないようにお声かけすることもありますし、日中の活動場所に行けない日でも、何かしら外に向かって行動していただくことで、しっかり睡眠をとって、翌日のエネルギーに代えてもらいたいと考えています。

-最後に、サクレ江戸川の雰囲気を教えてください。

スタッフとの情報共有がしっかりできる、風通しの良い雰囲気です。

また、他のスタッフさんが人間力のある人たちなので、私が困っていそうなことを先に察して手を差し伸べてくれます。

比較的多様な人生経験を重ねてきているスタッフが多いので、苦労や痛みなどを分かっている人たちが集まっている気がしています。

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「利用者様と一緒に成長できる職場」

  • 世話人 櫻井さん
  • 2022年12月入社
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-簡単な自己紹介をお願いします。

長崎出身、30歳の櫻井です。
サクレ江戸川(67棟)に勤務しています。

趣味は1歳になる息子と遊ぶことです。あと、カラオケや筋トレも大好きです。

-櫻井さんの今までの経歴を教えていただけますか?

長崎県で夜間の定時制高校(4年制)を卒業後、愛知県にて自動車メーカーの工場勤務、上京後にはIT業界・飲食業界・フィットネス業界など、色々な仕事に就いてきました。

知り合いからの紹介で障害福祉の仕事を知り、今後の自分の成長を考えて社会福祉法人SHIPに入社しました。

-福祉業界のお仕事の印象はいかがでしたか?

なにより自分と似ている利用者様が多いことに驚いています。

たとえば面談の際にはよく「なんて言ったらいいか分からないんです・・・」と不安になられる方がいらっしゃいます。

その不安の感覚は、私にも昔からず~っとあった感覚です。

何も言わずに我慢してやりすごしてきた感覚ですが、それをそのまま伝えてこられる利用者様に刺激を受けて、私も「分からない」ということを隠さずに伝えられるようになりました。

この仕事は、利用者様と一緒に成長していける仕事だと感じています。

-サクレ江戸川では、どのような仕事をされているのでしょうか?

世話人として、利用者様の生活面の自立支援をしています。

生活のご様子をよく観て、お困りのことをよく聴いて、それぞれの『できること・できないこと』をちゃんと知ることからスタートします。

そして、「できること」はご自身の生活に活かしていただき、「できないこと」はどうカバーしていくのかを一緒に考えていきます。

そういったサポートを通じて、利用者様の社会復帰や一人暮らしなど、それぞれの目標に向けて一緒に取り組んでいるところです。

-「やりがい」は、どんなところにあると思いますか?

利用者様のできることが増えていくことがやりがいです!

ゴミ捨てや洗い物など日常の小さな課題でも、どうしたらできるようになるかをとことん一緒に考えます。

一緒に悩みながら少しずつでも変化が見えた時にとてもやりがいを感じます。

ゆっくりお話しを伺うことで、ご自身の中でも困っていることが分かってきますし、目標を持つこともできはじめます。

目標に向かって進みはじめると行動自体が増えます。連動するように成功体験や達成感も増えて、自信もついていきます。そういったところに魅力を感じています。

-サクレ江戸川の職場の雰囲気を教えてもらえますか?

職場の皆さんはとても明るくて協力的で、失敗を恐れず挑戦がしやすい環境だと思います。

自分では解決できない問題でもチームとして支援者で話し合いながら問題解決へ向かうことができています。

一人で悩み続けることがない分、余裕をもって支援に取り組むことができています。

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「気づきの積み重ねを大切にした支援を」

  • 世話人 澤田さん
  • 2011年2月入社
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-簡単な自己紹介をお願いします。

グループホーム「サクレ江戸川」で世話人をしている澤田と申します。

-仕事の内容を教えてもらえますか?

サクレ江戸川は、基本的には特定の利用者様を受け持つ『担当制』なのですが、私の場合は全てのユニットを対象に、施設管理補助とよろず相談といったことをしており、担当世話人さんがお休みのときに、代わりに利用者様の支援をしています。

そのため、特定の利用者様に付きっ切りというわけにはいきません。むしろ担当世話人さんのサポートをすることが多く、一緒にアセスメントをしたり、支援方法の相談に乗ったりすることが多いです。

-職歴やSHIPに入社した理由を教えてください。

高校を卒業してから、派遣会社、人材紹介会社などに勤務をしてきました。

いずれも「うちに来ないか」と誘われたことから、就職や転職をしていました。それはそれで一定の評価をいただいていることになるので嬉しかったのですが、残念ながら「この仕事がやりたい」とか「働いている自分がイメージできる」といったことはありませんでした。

そのときにあらためて自分が今まで楽しかった(やりがいを感じた)仕事はなんだったのか考えたところ、直接的に人と接する仕事がまっさきに思い浮かんだのです。そういった仕事であれば、残業や休日出勤があってもとても楽しかったのです。

-そこが分岐点になったのですね。

そうですね。そんなときに、SHIPの関連法人であるNPO法人SSSの求人広告が目に入りました。事業内容を見ながら、SSSに入って生活困窮者の方(当時のホームレスと呼ばれる方)と自分が話している光景が思い浮かんだのです。

自分の役割が明確に想像できる、働いているイメージがくっきり浮かんでくる、そう考えるととてもSSSの求人に魅力を感じ、応募しました。

SSSに入社してからは、生活困窮者の方の支援に5年ほど携わりました。ひと言に「ホームレス」と言っても、シンプルに「仕事がなくなって家を失う」のではありません。その奥には、表には出てこない原因があります。その一つが精神疾患でした。

学びを深めるために、障害者支援の事業所を見学しに行ったり、研修に参加していくうちに障害福祉へコミットすることになり、結果的にSSSから独立した社会福祉法人SHIPへ所属する運びとなりました。

-「サクレ江戸川」での仕事のやりがいは、どういったところにあるのでしょうか?

一緒に働いている職員さんの気づきの場面に出会えることです。

もちろん、利用者様のできなかった部分ができるようになっていく姿を見ることも嬉しいのですが、それと同時に事業所全体で、利用者様だけでなく支援者も一緒に成長できる環境が大事だと思います。

支援者の成長が利用者様に還元され、その繰り返しで事業所が提供するサービスの質が向上していくのだと感じます。

-最後に、「サクレ江戸川」の魅力を教えてください。

やりがいにもつながりますが、小さな何気ない気づきを与えてくれる会話が多いことです。そして、それを「気づき」として受け取る支援者がいるという環境の素晴らしさを感じます。

たとえば、普段はポケットに手を突っ込んで歩いている利用者様がいらっしゃったとして、その利用者様がたまたまポケットから手を出して歩いていたとします。

些細な違いかもしれませんが、それを見逃さずに「〇〇さんがポケットから手を出して歩いていましたよ!」「そうなんですね!何か気持ちの変化があったのかも」と気づきにつなげられるようなことです。

1つひとつの事象は小さくても、そこから気づきを見いだして、それが積み重なって大きな支援につながるという出発点を見ているようで、心から良かったなと思えます。

このインタビューだけでサクレ江戸川の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。

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