新しい生活への一歩

🌸 サクレ江戸川を卒業される利用者様
春は出会いの季節であると同時に、
新しい一歩を踏み出す季節でもあります。
サクレ江戸川ではこの春、
二人の利用者様が新しい生活へと進まれることになりました。
今回のブログでは、
それぞれ Kさん・Tさん としてこれまでの歩みをご紹介します。
少し寂しさもありますが、
お二人の門出を職員一同、心から応援したいと思います。
🌱 Kさんのこれまで
安定した生活と「自立」への想い
Kさんは3年前、サクレ江戸川へ入居されました。
「より自立度を高めたい」という強い思いを持って、
グループホームでの生活を続けてこられました。
Kさんのストレングス(強み)
障害者雇用でお仕事をされているKさんは、
真面目で優しいお人柄がとても印象的な方です。
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仕事の継続力
ほとんど休むことなく通い続け、生活のルーティンが非常に安定していました。 -
得意の計算
暗算が早く、お金のやりくりも見通しを持って管理されていました。
🤝 サクレでの関わり
自分の「気持ち」を言葉にする練習
KさんはASD(自閉スペクトラム症)の特性から、
感情を表現することや他者の意図・状況を理解することに難しさを感じ、
対人関係で誤解が生じてしまうことがありました。
そこでサクレでは、
以下のような具体的な支援を積み重ねてきました。
■「感情ノート」の活用
その日あった出来事に対して
「どう思ったか」を書き留める練習です。
自分の気持ちを言語化する習慣をつけることで、
少しずつ心の整理ができるようになりました。
■ 日常の中の実践
挨拶や日常会話、イベント参加を通じ、
他者との適切な関わり方を職員と一緒に確認していきました。
🚶 新しい職場と、安心できる場所へ
今回の転宅のきっかけは、
今年4月の職場異動でした。
新しい職場環境への不安もありましたが、
ご家族と話し合いを重ね、
「実家へ戻る」
という道を選ばれました。
新しい職場は実家から電車一本で通える場所です。
「ありがたい話で、ほっとしています」
と話すKさん。
「新しい生活でも頑張ります」
「みなさんお世話になりました。いい3年間を送ることができました」
という言葉が、
とても頼もしく嬉しく感じられました。
🌱 Tさんのこれまで
自分を大切にする「心の調整」
Tさんは2年前、
アパートでの一人暮らしからサクレ江戸川へ入居されました。
統合失調症の診断があるTさんにとって、
生活の整え方
自己調整
は、安定した毎日を送るために
とても大切なポイントでした。
🌿 専門的なアプローチ
疲労管理とACTの実践
統合失調症の症状は、
不安・孤独・不眠・疲労
によって悪化しやすいと言われています。
頑張り屋さんのTさんは、
疲れていても無理をしてしまうことがありました。
そこで職員は、
専門的な視点から以下のサポートを行いました。
■ スケジュールの見直しと休息
「疲れ」を溜めないよう、
活動のペースを一緒に考え、
適切な休息をとる大切さを共有してきました。
■ 感情に「題名」をつける(ACT研修の成果)
職員が研修で学んだ手法を取り入れ、
湧き上がる不安や怒りに名前をつけて客観視する練習をしました。
感情を少し遠くから眺めることで、
Tさんは「ふふっ」と笑ってくださることも増え、
心の余裕が生まれていきました。
🎨 職員の提案
殺風景な部屋を「安心の居場所」へ
Tさんは絵を描くことがとても得意です。
入居当初、
どこか「仮の住まい」のようだった居室。
担当職員は、
「Tさんが心から安心・安全だと思える空間を作ってほしい」
と考え、
大好きな絵を飾ることを提案しました。
お気に入りの絵に囲まれた
「自分の居場所」ができたことで、
苦手だった掃除も週1回コツコツ続けられるようになり、
居室はどんどん居心地の良い空間へと変わっていきました。
🏠 次のステップへ
前向きな選択
今回Tさんは、
通所先・通院先などへのアクセスが良い
別のグループホーム
へ転居されます。
サクレ江戸川に入居される前はグループホームに
あまり良い印象を持っていなかったTさんが、
次の一歩として
再びグループホームを
「前向きに」選んでくださったこと。
それが、
私たち職員にとって
とても嬉しい出来事でした。
🌸 お二人へ
これからの毎日が穏やかでありますように
Kさん、Tさん。
サクレ江戸川で
お二人の人生の一部に関わらせていただけたことを、
心から嬉しく思います。
それぞれ新しい生活が始まりますが、
これからの毎日が穏やかで充実した時間になることを願っています。
またどこかで、
元気な笑顔を見せていただけたら嬉しいです。
📝 まとめ
サクレ江戸川では、
利用者様一人ひとりの特性に寄り添い、
研修で得た専門知識も活かしながら、
次の生活への一歩を全力でサポートしています。
今回の卒業は、
寂しくもありますが
とても誇らしい一歩です。
Kさん、Tさん
ご卒業おめでとうございます。
これからのご活躍を、
職員一同心から応援しています。


