構造化って何でしょう?
自称「ミニマリスト」と語っている妻に
「部屋が汚い!」と怒られ、先日一気に部屋の物を処分しました。
いつも「ブログの前置きが長い!」と言われているこばやしです。
妻からはいつもこのように言われています!
1:「ものの住所を決めること!」
2:「通路導線を確保すること!」
3:「ものを買う際は不要な物を1つ処分する事!」
おまけ:「片付けないとキャンプ行かせないよ!」
「おまけ」以外の3つのフレーズが「構造化だ!」と感じたのでご紹介します。
サクレ江戸川のブログでも、過去のブログで「構造化」を紹介してきました。
・ご利用者様の「生活スケジュール」を共に作る
・入浴時間が重なり「苦情」が生じたため「入浴札」を作る
・清掃をして頂いている生活支援員さんからの要望で「ゴミ分別」の視覚資料を作る
そもそも「支援でいう構造化」って何でしょう?
自閉症スペクトラム(ASD)の方の特性に合わせ、物理的構造化、視覚的構造化、スケジュール、ワークシステムなどを用いて、生活や活動場面での状況や活動理解を促していくということです。
簡単に言ってしまうと「構造化」は
「相手が理解しやすいようにわかりやすく設定・提示すること」です。
サクレ江戸川での朝食・夕食の食器返却方法は利用者様により様々でした。そのため利用者様にとって、わかりやすい方法で提示してみました。
写真を掲示するとどうでしょう…
ご覧の通り、各自洗い物をした上で定位置に戻してくださるようになりました。定着までは1週間弱かかりました。そして定着後には、写真を外しても定位置に並べる事ができました。
「習慣化」が確立できた瞬間ですね!
私の妻がいつも言う「ものの住所を決めること!」
片付けをする際には、「ものの定位置を決める」ことが大切だそうです。
ものの定位置を決める。
なるほど!
先日他のグループホームからサクレ江戸川へ転居されて来られたご利用者様がいらっしゃいます!
転居の際に先方のグループホームへ伺い、荷造りを一緒に行いました。
先方のグループホーム職員さんから以下の情報提供がありました。
「部屋の掃除・洗濯などは全て私たちが行っていました…」
「お部屋もなかなか片付かなくて…」
「あれが無い、これが無いが日常的で!」
「構造化」を取り入れた支援は、何か難しいことに感じますが、日頃から考える「こうなればいいなあ」とか、「この順番だと上手くいくな」と考えたことを視覚的に形にしたり、設定したりを実行し適宜改良していくだけです。
サクレ江戸川へ転居してきた利用者様も、整理収納アドバイザーの資格を持つサクレ職員・入職3か月目の新入社員と共に、荷解きから「ものの定位置」を決めて生活を始められたところです。
「生活の見通しを一緒に立てて」
「あれも無い、これも無いが軽減されて」
「生活習慣・就労習慣が確立できて」
「自分の出来る事が増えてゆく」
「やがて自己肯定感の向上が見られ」
「自己選択・自己決定・自己実現につながれば」など
近年あちこちで耳にする「合理的配慮」という難しい言葉で表現せずに
「構造化!」で良いのでは?と、感じています。
「構造化」の理解が至る所で深まればいいなあと思いながら自室の断捨離をし、
断捨離の品を抱えてセカスト(リサイクルショップ)へ向かうこばやしでした…
そして、セカストで素敵な「釣りざお」をGETすることができました…
素敵な「釣りざお」を使って、素敵な渓流で、素敵な山女魚(ヤマメ)を釣る事ができました!
あぁ!素敵な生活!…
自宅へ帰ると…
「またものが増えたよ!」と、妻に睨まれました…
こばやしは自宅で「構造化支援」を学んでいます!
サクレ江戸川67棟
サービス管理責任者 こばやし
お部屋が片付かない こばやし
休日デジタルデトックス希望 こばやし