グループホームの利用で自立度・社会参加度は向上する?

お世話になります✨サクレ江戸川の山村です。

寒いですね❄️寒いとは嘆くものの、雨風を凌げる自分の家というものがあることに幸せを感じられる季節です。そしてさらに私の家にはエアコンや家電、趣味のための物が並んでいますから、むしろ贅沢かな、とも感じたりします🙄

 

環境は私たちの健康を構成する大事な要素です🏠宇宙、地球、大陸、国、都道府県、区町村、コミュニティ、家族、他にも大気とか、海とか、これら環境について考えてみるとキリがなさそうですね😵

 

というわけで焦点を絞って今回のブログではグループホームを環境として考えてみて取り上げてみようかなと思います🏠宇宙、地球…とか言ってスケールの大きそうな前振りをしながらグループホームのお話になってしまいました😓あくまでグループホームのブログですので、暖かく見守っていただければ幸いです。

 

 

「社会参加 イラスト 無料」の画像検索結果

 

さて、精神障碍者のグループホームへの移行前後の自立度と社会参加度の変化について検討した研究(知花・亀谷・荒木, 2004)がありますので少し取り上げてみます。この研究で明らかになったのは以下の事でした。


1 )全体的な傾向としては、自立度は有意に向上するが、社会参加度は向上しにくい傾向にある。

2 )居住期間が長くなると自立度は有意に向上する。社会参加度では有意な向上は認められないが,全体の平均得点は2年未満では向上する傾向にあるが 、2 年以上では低下する傾向が見られる。
3 移行前の居住形態別では、自立度は病院からの移行がもっとも向上し,次に同居,援護寮、単身の順である。有意に向上が認められるのは家事行為に関する項目である。社会参加度では病院からの場合には有意に向上する項目もあるが、その他の居住からの場合には向上しにくい傾向にある。
4 移行後の居住形態別では、住宅型,アパート型ともに自立度は有意に向上し、社会参加度では向上しにくい傾向にある。

*詳細については末尾の引用元で閲覧していただければと思います。

 

ではでは、なにが向上するのってのが気になるところだと思うのですが「洗顔頻度、食器洗い頻度、戸締り、買物頻度、掃除頻度、金銭管理、調理頻度」が向上するようです。確かにこれはサクレ江戸川で私が感じることと一致しているなーという感想を持ちました😳

これが特にアパート型だと就寝時間、調理頻度が住宅型の場合より向上するようです。

これこそ、環境が大事ってことなのかなーと私は感じました。自立を目指してグループホームに入居したら、やらざるを得ないですことですからね💪

サクレ江戸川の場合、社会参加をどう考える?

「社会参加度は2年未満では向上する傾向にあるが 、2 年以上では低下する傾向が見られる」

という記載の関しては「やっぱりそうか」という感想を持ちました🙄政府も精神障碍者にスムーズな地域移行を求めていますしね。理由なく長々と続ける支援はナンセンスだということのお叱りを頂いたような心地です😓

「ステップアップ イラスト」の画像検索結果

チームの先輩とは滞在型でもきちんと目標と期間を設定しようという話はしています✨利用者様によっては長期間を滞在型で過ごしていくこともあるのはもちろん承知しています。ただ、個別支援計画があって、その達成を利用者様のニーズとデマンドに沿って目指すということで報酬をいただくのがグループホームの職員ですから、そこはブレてはいけないところかなと改めて感じました🧐

移行前の居住形態

「移行前の居住形態別では、自立度は病院からの移行がもっとも向上し,次に同居,援護寮、単身の順である。」

グループホーム移行前の居住形態で自立度に差が出るということを私は考えたことがなかったです😭興味深い結果だなと感じました✨✨

「レジリエンス イラスト フリー」の画像検索結果

病院だと入院中に心理教育を受けることができるという所が利用者様のその後の在り方に関連するのかなと想像しました📚同居、援護寮については形態も様々でしょうから想像ができないですが、単身の場合、心理教育も病識も、得ることが難しいことは想像できそうです。ここでぼくが連想したのはレジリエンスという概念です。底打ちして、その時にどのような場所でどういう教訓化ができるか。長くなりそうなのでレジリエンスについては別の機会に取り上げます。

まとめ

社会参加度の向上のための支援をグループホームでしていくことはなかなか難儀であるそうですね☹️ただ、なにをもって社会参加度とするか。社会参加度の定義の仕方次第で結果は変わってくるかと思います💡

当事業所の場合、

「障がいの部分は社会資源を活用して補完し、自立へ導くこと」

を理念として掲げています。この理念に基づいて社会参加について定義をすることは私にはできませんが、サクレ江戸川の利用者様の場合、ほとんどの方が社会参加をしながら生活をされていると私は認識しています。ほとんどという曖昧な言葉で申し訳ないですが、少なくともサクレ2・5の場合、9割の利用者様は日中は活動先で過ごされています。そしてサクレ職員の見えないところでいろんな体験もしながら生活されているはずです。

「ヘルプミー イラスト」の画像検索結果

今回は「環境」の観点からグループホームについて考えてみました🏠

サクレ2・5では「洗顔頻度、食器洗い頻度、戸締り、買物頻度、掃除頻度、金銭管理、調理頻度」は当然のこととして利用者様は行っています。そして強制をしません。求めがあればお手伝いします💪

最近、私は利用者様に「料理を教えてください」と言われたので今度、一緒にキッチンに立ってみます。「僕料理下手ですよ😓」とはお伝えしましたが、それでも構わないそうです。このやりとりだって、その利用者様のオリジナリティ溢れる素敵な社会参加だと思います✨✨

 

自己実現のためのステップにサクレ江戸川のご利用を検討なさってみてください。「洗顔頻度、食器洗い頻度、戸締り、買物頻度、掃除頻度、金銭管理、調理頻度」なら、どのグループホームでも増やせます。サクレ江戸川は葛藤する利用者様に対して相談援助をします。外の世界に出て新しい自分を発見し、成長し続けることは時に心理的ストレスになり得ます。新しい自分になろうとするときには葛藤が生じます。葛藤できるひとには是非、サクレ江戸川の利用をお勧めします。

 

 

グループホームという環境について考える貴重な機会となりました✨

論文を通してこのような機会をくださった知花弘吉先生、亀谷義浩先生、荒木兵一郎先生に感謝申し上げます。

 

文献

知花弘吉・亀谷義浩・荒木兵一郎(2004). 精神障害者のグループホームへの環境移行による自立度と社会参加度の変化. 日本建築学会計画系論文集, 584, 1-6.

お気軽にお問い合わせください。