サクレ江戸川2の体験宿泊とその対応
お世話になります。サクレ江戸川の山村です。
最近、サクレ江戸川2を多くの利用者様が卒業されました。
今回はサクレ江戸川2における「体験宿泊」
体験宿泊の準備
見学の後に体験宿泊希望者様(以下、体験者様)、関係機関と日程調整をし、
*見学から体験までの流れについては以下のブログをご参照くださいませ
私の場合、体験者様の体験宿泊開始までに集められる情報を集めよう
・診療情報提供書
・各種検査所見
・各関係機関が作成したサマリー
・関係機関と対面、
上記の作業を経て体験者様の特性、
体験者様のご家族が同行している場合は、ご家族とも面接することもあります。親子合同で面接するのか、それとも別々か、こちらの見立てによってパターンはそれぞれです。
体験宿泊スタート
体験中の生活は体験者様によってそれぞれです。
何にしてもご本人や関係機関との話し合いで体験中の過ごし方を決めて
さて、体験が開始されるとして私の世話人としての仕事はなにか。特にありません。共用部(お風呂、キッチン等)の使用方法については体験者様の適応能力によってレクチャーはします。必要最低限の介入に留めます。主に私は観察に努めます。
あらかじめ関係者様と体験者様と一緒に話し合って病態や生活が悪化しないようにルール設定がされていますので、そのなかで体験者様がどう立ち回るか。
なので、私のやることは介入ではなく観察です。チームの先輩にも観察に徹するようにお願いして協力して頂いてます。
ただ、わからないことがあればいつでもスタッフルームに質問をしにきてくださいと体験者様にアナウンスしております。困りごとを世話人に訴える能力の有無、質問内容、一挙手一投足についても観察をしています。
体験終了
体験者様によって体験宿泊の期間はそれぞれです。私の希望としては日中活動のある日の体験者様の一日の過ごし方と休日の体験者様の過ごし方を見てみたいので、活動日と休日が垣間見えるように体験スケジュールを組むように努めています。
体験宿泊の最終日は振り返りの面談を行います。観察の結果のフィードバックや主訴の同定も行います。体験宿泊に関する業務において、私は最終日の面談を重要視しています。生活、ルールの枠組み以外の観点からも体験者様の人柄に触れ合えるまたとないチャンスです。心理・生物・社会・実存・信仰、いろいろな観点から体験者様のオリジナリティに出会う機会です。
面談の後、体験終了の手続きが済みましたら後は帰路についていただくだけです。
まとめ
当グループホームを利用するにあたっては「自立」
ただ、ICF(国際生活機能分類)の中心には「活動」があります。地域の中にあるグループホームという場に入居をするからには活動をし、社会参加していただきます。サクレ江戸川は活動と社会参加を重視します。
以上になります。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
文献
World Health Organization: International Classification of Functioning, Disability and Health (ICF). 2001, Geneva: World Health Organization.