サクレ江戸川2の体験宿泊とその対応

お世話になります。サクレ江戸川の山村です。

最近、サクレ江戸川2を多くの利用者様が卒業されました。進路は皆様それぞれです。7つの居室がフルで利用されていたころを懐かしく思います。といっても私、まだ入社して1年も経っていないのですが。

今回はサクレ江戸川2における「体験宿泊」について世話人の観点から取り上げていきたいと思います。あくまでも世話人として山村が実施していることですので、グループホームの体験対応の一例にすぎないことはご容赦ください。拙い文章で恐縮ですが、暖かく見守っていただけますと幸いです。

体験宿泊の準備

スーツケース(キャリーバッグ)に荷造りする男性のイラスト

見学の後に体験宿泊希望者様(以下、体験者様)、関係機関と日程調整をし、体験宿泊をしていただきます。体験宿泊セット(洗濯洗剤、ティッシュ、洗濯ばさみ等)とお布団を無料で貸し出してますので、旅行に出かける程度のお荷物で構いません。居室に着いたら普段通り過ごしていただければOKです。

*見学から体験までの流れについては以下のブログをご参照くださいませ

サクレ江戸川の見学と体験までの流れ

私の場合、体験者様の体験宿泊開始までに集められる情報を集めようと動きます。

・診療情報提供書

・各種検査所見

・各関係機関が作成したサマリー

・関係機関と対面、もしくは電話での情報収集

上記の作業を経て体験者様の特性、傾向を把握しようとします。見学の時点で本人にはお会いしているので、その時、ご本人とお話しするなかで私が感じたことや観察したことについて関係者様に報告しています。私の感じたことと観察したことの妥当性について各関係者様から意見をいただきながら、見立てと仮説を加筆修正したりします。

体験者様のご家族が同行している場合は、ご家族とも面接することもあります。親子合同で面接するのか、それとも別々か、こちらの見立てによってパターンはそれぞれです。

体験宿泊スタート

「お昼の時間を指す目覚まし時計」の写真

体験中の生活は体験者様によってそれぞれです。日中は普段通りお仕事や作業所に行く方、日中の活動先がない場合はサクレ2で過ごしていただくか、もしくはサクレ2の体験と並行して作業所などの日中活動先の見学・体験通所をしていただくなど。

何にしてもご本人や関係機関との話し合いで体験中の過ごし方を決めていきます

さて、体験が開始されるとして私の世話人としての仕事はなにか。特にありません。共用部(お風呂、キッチン等)の使用方法については体験者様の適応能力によってレクチャーはします。必要最低限の介入に留めます。主に私は観察に努めます。

あらかじめ関係者様と体験者様と一緒に話し合って病態や生活が悪化しないようにルール設定がされていますので、そのなかで体験者様がどう立ち回るか。

なので、私のやることは介入ではなく観察です。チームの先輩にも観察に徹するようにお願いして協力して頂いてます。

ただ、わからないことがあればいつでもスタッフルームに質問をしにきてくださいと体験者様にアナウンスしております。困りごとを世話人に訴える能力の有無、質問内容、一挙手一投足についても観察をしています。

体験終了

体験者様によって体験宿泊の期間はそれぞれです。私の希望としては日中活動のある日の体験者様の一日の過ごし方と休日の体験者様の過ごし方を見てみたいので、活動日と休日が垣間見えるように体験スケジュールを組むように努めています。

体験宿泊の最終日は振り返りの面談を行います。観察の結果のフィードバックや主訴の同定も行います。体験宿泊に関する業務において、私は最終日の面談を重要視しています。生活、ルールの枠組み以外の観点からも体験者様の人柄に触れ合えるまたとないチャンスです。心理・生物・社会・実存・信仰、いろいろな観点から体験者様のオリジナリティに出会う機会です。

面接でやる気をアピールする男性のイラスト

面談の後、体験終了の手続きが済みましたら後は帰路についていただくだけです。

まとめ

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当グループホームを利用するにあたっては「自立」が目標になることと思います。そして今も利用者様たちは日々、研鑽を積まれています。自立とはなにかと問われれば、私にはよくわからないので利用者様と一緒に考えます。

「山」を想像しろと言われれば私は地元の山を思い浮かべます。でも山を想像しろと言われて皆さんは富士山を想像するかもしれません。あるひとは山の中にいる状態を想像するかもしれないですし、一言で山と言っても思い浮かべる山のイメージは100人あったら100通り以上です。

「自立」もそうです。自分なりの「自立」があるはずです。体験者様がどんな「自立」を思い浮かべているのか、多職種で連携しながら自立のイメージの具現化へのお力添えができればと思います。

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ただ、ICF(国際生活機能分類)の中心には「活動」があります。地域の中にあるグループホームという場に入居をするからには活動をし、社会参加していただきます。サクレ江戸川は活動と社会参加を重視します。

以上になります。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

文献      

World Health Organization: International Classification of Functioning, Disability and Health (ICF). 2001, Geneva: World Health Organization.

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